カジノの定番ゲームといえば、バカラ、ルーレット、ブラックジャック、ポーカー、クラップスといったゲームが思い浮かびますよね。これらはほとんどのカジノで間違いなく見ることができるゲームですが、すべて同じようなものだと考えるのは間違いです。ルーレットやクラップスとは異なり、ブラックジャックは戦略的なゲームプレイが可能であり、プレイヤーは勝つために努力を続ける必要があるのです！
ブラックジャックの戦略を立てる上で重要な側面のひとつは、ブラックジャックの手札です。手札はハンドとも呼ばれ、ゲーム中に1枚以上のカードを持つ状態のこと。ブラックジャックをプレイする際に、より多くのプレイの選択肢を持ち、より良いポジションに立ちたいのであれば、特定のハンドの使い方を知っておかなければなりません。本ガイドを参考に、次にブラックジャックをプレイするときはどうすればいいのか知っておきましょう。
ブラックジャックにおける最高のハンド
まず始めに、ゲームに登場する全てのカードの価値について見てみましょう。ブラックジャックにおけるすべてのカードは、固有の価値をもっています。クイーン、キング、ジャックなどの特別なカード（フェイスカードと呼ばれる）については、すべて10として数えます。エースは最も強力なカードで、1または11と数えられます。では、これらのカードはプレイヤーのハンドにどのような影響を与えるのでしょうか？ここでは、通常のブラックジャックゲームにおける最高の手札と最悪の手札について説明します。
ブラックジャック
このハンドは、カードゲームそのものにちなんで名づけられたハンドであることを考えると、間違いなく最高のハンドというのは想像がつくでしょう。
平均的なウイニングハンドとは桁違いのレベルの組み合わせであり、エースカードと、10、ジャック、クイーン、キングのいずれかカードで構成されています。ブラックジャックの価値は、プレイヤーの賭け金の150%です。例えば、賭け金が€100の場合、ブラックジャックハンドがあれば€150を獲得することになります。ただし、ベットがプッシュされた場合（プレイヤーとディーラーの両方が同じ価値のハンドを持つ場合）、プレイヤーは何も獲得できず、賭け金が返金されます。とはいえ、ブラックジャックを揃えた場合は基本的に即座に価値が決まることがほとんどです。
ハード 20 VS 8
ハード20とは、簡単に言うと、10の価値を持つカードが2枚ある手札のことです。お分かりのように、これはかなり強力な手札で、ディーラーのアップカードが8である場合に最も価値が高くなります。€100を例にとると、このハンドはベット額の79.18%に相当するため、プレイヤーは€79.18を獲得することができます。
ディーラーがプレイヤーのハード20を負かすのはかなり困難ですが、まだ可能性があるので、取らぬ狸の皮算用はしないように。このハンドを破ることができるのは、ブラックジャック、つまり21だけです。ディーラーのカードが8、6（合計14）、7（合計21）であれば、ディーラーの勝ちとなります。
ハード 20 VS 7
同様に、ディーラーの7に対しては、ハード20が重宝されます。パーセンテージは77.32%で、アップカードの7に対してこのハンドで勝つと、€77.32を獲得することができます。ブラックジャックのルールでは、ディーラーは常に17でスタンドしなければならないため、アップカードとしての7は特に重要となります。10のカードは他のカードより多いので、ディーラーのホールカードが10である可能性は高くなるでしょう。もしディーラーが2枚目のカードを引き、合計が20または21になった場合、プレイヤーのハンドによって、ベットはプッシュされるか、または負かされることになります。
ハード20で注意しなければならないのは、プレイヤーが20でスタンドしている間、ディーラーはベットをプッシュするか、プレイヤーを負かす可能性があるということです。ディーラーのカードが低価値であればあるほど、ブラックジャックを形成する組み合わせを引く可能性が高くなります。つまり、ハード20は特に有利であるものの、必ずしも賞金が手に入るとは限らないのです。
ブラックジャックにおける最悪のハンド
ブラックジャックの最強の手札とその使い方については理解したところで、次はどのような組み合わせが自分にとって不利に働くかについて学んでいきましょう。
16 VS 10
スタート時の手札で最も分が悪いのは、アップカード10に対する16です。ディーラーのアップカードが10と評価されるジャックであれば、ディーラーは20かそれより少し低い数字で終了する可能性が高いでしょう。勝率は0.5398%で、最初の2枚のカードに€100を賭けたプレイヤーは、ゲーム中€53.98の損失を出すことになります。とはいえ、プレイヤーにとって致命的なものではありません。5以下の値の3枚目のカードを引くことはまだ可能です。ディーラーの伏せカードも弱いかもしれないので、理論的には勝てる可能性はあります。しかし、その可能性は0.5398%なので、あまりあてにしないほうが得策です。
16 VS エース
16対10の次に悪いハンドは、16対エースのカードが配られた状況。このハンドのマイナスオッズは0.5171%です。つまり、€100を賭けてこのハンドが配られた場合、€51.71の損失が発生します。16を作る2枚のカードはプレイヤーに最悪の勝率を提供し、エースのアップカードはディーラーに非の打ちどころのない勝率を与える結果となります。
16 VS 19
ディーラーの19に対して16というのもひどいハンドです。期待値0.5093%で、プレイヤーは€100を賭けるごとに€50.93を失うことになります。逆に、9はディーラーにとって強力なカードであり、10のカードを引く可能性が高いため（10の価値を持つカードは山札の中に多くあるため）、ディーラーのスタンディングトータルが19になる確率が高くなります。
このような手札は勝ち目がないように思えるかもしれませんが、そんなこともありません。13や14が配られた場合、スタンドするかどうか迷うかもしれませんが、ヒットするとバストするリスクがあります。つまり、ディーラーのカードが弱い場合、スタンドしても、ディーラーはより高いセカンドカードを持っている可能性があります。もしそうなら、3枚目のカードを引く必要があり、バストの危険性があります。重要なのは、スタンドするかしないかを決める際に、すべての可能性を考慮することです。なぜなら、最も可能性の低い結果も、運ゲームでは可能性があるからです
ブラックジャックのソフトハンドとは？
もちろん、ブラックジャックのハンドには単なる手札以上のものがあります。エースが配られたハンドは、ソフトハンドと呼ばれます。「ソフト」という言葉は、柔軟性を意味し、エースは価値を調整できる非常に有益なカードです。エースの価値は1から11の間で変化するため、ヒットして追加のカードを要求しても、バストする心配はありません。
例えば、エースと6の手札があったとします。これはいわゆる「ソフト17」です。しかし、3枚目に5以上のカードを引くと、エースの値が11から1に変わり、合計が12まで下がるという仕組み。
当然ながら、ソフトトタルはブラックジャックのゲーム中にほとんどのプレイヤーが望むハンドであり、プレイヤーのベットはより有利なポジションになります。
ソフトハンドをプレイするタイミング
勝ちが保証されているわけではありませんが、ソフトハンドは出現する可能性が高いものです。それでは、基本戦略表を使って、様々なソフトハンドを見てみましょう。
スプリットエースは自動的に2つのソフトハンドを形成します。エースと2が配られた場合、つまりソフト13の場合、ディーラーのアップカードが5か6でなければヒットしても安全です。ソフト14、15、16、ソフト17の場合、ディーラーのアップカードが4、5、6でなければ、常にヒットすべき。ディーラーのアップカードが3から6で、ソフト17の場合は、ダブルダウンが最も安全な戦略でしょう。このような状況でない限り、ヒットするのが一番です。
ソフト18の場合、次の戦略はディーラーとそのアップカードによります。アップカードが3から6で、ソフト18の場合はダブルダウンすべきですが、相手のカードが2、7、8だった場合は、スタンドするのがベストです。どちらでもない場合は、ヒットを選択するのが最も賢い選択でしょう。ソフト19やソフト20が配られた場合、ディーラーのアップカードが何であろうと、常にスタンドすべきです。ソフト19やソフト20はあなたの勝率を大幅に上げるので、この勝率を無視することは推奨できません。
プレイヤーハンドとディーラーのアップカード 2-6、ディーラーのアップカード 7-a 13-14 ヒットだがダブルダウン vs 5,6 15-17 ヒットだがダブルダウン vs 4,5,6 18 スタンド vs 2,7,8 & ダブル vs 3-6 ヒット vs 9-a 19 スタンド スタンド
| あなたのハンド | ディーラーのアップカードが2-6 | ディーラーのアップカードが7-A |
| 13-14 | ヒットしたがダブルダウンした場合 対 5,6 | ヒットしたがダブルダウンした場合 対 5,6 |
| 15-17 | ヒットしたがダブルダウンした場合 対 4,5,6 | ヒットしたがダブルダウンした場合 対 4,5,6 |
| 18 | スタンド対2,7,8 & ダブル対3-6 | ヒット 対 9-A |
| 19 | スタンド | スタンド |
ブラックジャックのハードハンドとは？
ソフトハンドはブラックジャックの中でも最高の手札ですが、ハードハンドになった場合はどうなるのでしょうか？ハードハンドとは、エースを含まない手札、またはエースを含んでいても手札の合計が21を超える場合に1としてカウントされる手札のことを指します。このような場合、プレイヤーにとってかなりリスクが高いのは当然のことであり、基本的にソフトハンドとは正反対になります。しかし、手札の合計が4から8までといった低価値の場合は、改善は比較的容易であるためリスクも低くなります。このような状況では、ディーラーのアップカードに関係なく、常にヒットが推奨されます。
ハードハンドをプレイする場合
前述したように，ブラックジャックゲームにおいてハードハンドは不利であり、基本戦略に従うなら、ハウスエッジを下げるために常にハンドを改善しようとすることが望ましいとされています。
ディーラーのアップカードが3から6で、プレイヤーのハンドが9になった場合、ダブルダウンします。それ以外の場合は、チャンスを逃さずヒットすることが、ハンドを良くするための最も賢い方法です。ただし、アップカードが10またはエースでない限り、10または11の場合はダブルダウンを推奨します。
2枚のカードの合計が12になるシナリオではヒットすべきですが、ディーラーが4、5、6を出さない限りは、スタンドするのがベストです。
ハード17の場合、基本戦略としてはスタンドすることを推奨します。残りのハードハンド（ハード13、14、15、16）については、ディーラーが2から6の間のいずれかのカードを見せてきたら、スタンドするのがベスト。それ以外のカードが出た場合は、ヒットして、ディーラーの有利なポジションと自分のポジションの差をできるだけ埋めるために、トータルを向上させるのがベストな選択肢となるでしょう。
プレイヤーハンドとディーラーのアップカード 2-6 ディーラーのアップカード 7-a 4-8 ヒット ヒット 9 ダブル 対2以外 ヒット 10-11 ディーラーよりポイントが多い場合ダブル 12-16 スタンド ヒット 17+スタンド
| あなたのハンド | ディーラーのアップカードが2-6 | ディーラーのアップカードが7-A |
| 4-8 | ヒット | ヒット |
| 9 | 2に対して以外はダブル | ヒット |
| 10-11 | ディーラーより点数が多い場合はダブル | ディーラーよりポイントが多い場合はダブル |
| 12-16 | スタンド | ヒット |
| 17+ | スタンド | スタンド |
サレンダーすべきハンドとは
もうひとつの選択肢、それはサレンダーすることです。
サレンダーリングの定義に入る前に、この選択肢は必ずしもすべてのゲームで使えるわけではないことに注意しておいてください。つまり、プレイするブラックジャックゲームのルールを事前に確認しておきましょう。
サレンダーとは、最初のベット額の半分を残し、残りの半分をプレイせずにハウスに渡すというオプションです。基本的には、「降伏」して、賭け金の半分を持ってゲームから撤退すると同じ意味であり、多くの場合、二者択一の状況に陥ることになります。それでは例を見てみましょう。
15か16のハードカードを持っていて、ディーラーが9、10、またはエースを示した場合、サレンダーオプションが最良の選択となります。しかし、8のペアが配られた場合は、スプリットして2つのハンドを持ち、どちらも強いトータルを作れる可能性がある方がよい場合もあります。
連敗中のプレイヤーにとっては明るい材料に聞こえるかもしれませんが、この戦略は命を救うことにも、傷口を広げる結果にもなり得るもので、いつ、どのように使うかを知っているかどうかにすべてがかかっています。
結論
結論、最高のブラックジャックのハンドは、戦略を考慮して使われるべきです。 このゲームには、チャンスを減らすハンド（ハードハンド）とチャンスを増やすハンド（ソフトハンド）を区別して、様々なバリエーションがあります。すべてが失敗した場合（そしてハウスルールが許す場合）、プレイヤーのベットの半分を戻すことができ、半分のお金はハウスに渡ります。これはサレンダーと呼ばれ、プレイヤーが損をする可能性が高い場合に選択されます。
とはいえ、これらの選択肢は戦略がなければ何の意味もなく、多くのプレイヤーはこれを意識せずに勝負しています。特にマルチデッキのゲームでは、あるラウンドでは有利なハンドでも、次のラウンドではすべてを失うようなハンドになってしまうことがあるので注意。
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