ブラックジャックは、16世紀後半にフランスのカジノで生まれたと言われており、現在では世界で最も人気のあるカジノゲームのひとつとして君臨しています。ほとんどのカジノで見ることができ、額面通りの最もシンプルなゲームルールで知られています。
ブラックジャックの面白いところは、カジノプレイヤー同士が競い合うゲームではないところ。21というスコアを上回ることなく、できるだけ21に近づけることでディーラーを打ち負かすゲームです。
ディーラーとプレイヤーは配られた2枚のカードからスタートし、ディーラーの初期カードは表向き、2番目のカードは裏向きです。各カードの数字はそれぞれの価値を表しますが、フェイスカード(ジャック、クイーン、キング)はそれぞれ10とカウントし、エースは1または11とカウントします。エースと10、ジャック、クイーン、キングのいずれかが揃えば合計21でブラックジャックとなります。ディーラーも同時にブラックジャックにならない限り、ベット額の1.5倍が支払われます。
多くのカジノプレイヤーが共感するように、ヒットすべきかスタンドするかという大きな問題は、時を経ても解決することはありません。もちろん、大きな決断を下すのは簡単なことではありませんが、ブラックジャックの戦略を熟知することで、成功の確率を高め、ブラックジャックで勝つことができるかもしれません。
ブラックジャックの「ヒットとスタンド」はどういう意味?
ブラックジャックをプレイするときは、最初の2枚のカードが配られた後、ヒットするかスタンドするかを決めなければなりません。どのタイプのブラックジャックかは関係なく、このような状況は必ず発生し、適切な選択を下すためには知識が必要です。ここでは、適切なタイミングで正しいプレイ判断をすることで、どのように勝つチャンスが増えるのかを詳しく見ていきましょう。
ヒットとは、自分の手札の値を上げるために、追加でカードを引く意思表示です。一方、スタンドとは、配られたカードに満足し、自分の手札をその時点で終了することを表します。
最終的には、手持ちのカード価値を把握し、ブラックジャックのルールを理解した上で選択を下すことが重要です。ブラックジャックゲームでは、ヒットするタイミングとステイするタイミングを見極めることで、ハウスエッジを半減させることができ、勝敗を効果的に分けることができるくらい重要な側面。つまり、ハウスエッジを下げることができるブラックジャックは、コスパ高さを求める人には最適なカジノゲームなのです。
ヒットすべき場面
ヒットするかスタンドするかは常にディーラーの手札によって決まります。ヒットは、手札が21以上になるまで続けることができます。
ポイント:
- 自分のカードが11で、ディーラーの表向きカードが「エース」ならヒット
- 自分のカードが10で、ディーラーの表向きカードが10またはエースであればヒット
- 自分のカードが9で、ディーラーの表向きカードが2、または7からエースであればヒット
- 5、6、7、8は必ずヒット
基本的に、手札の合計が8であれば、ディーラーの持つどのカードに対してもヒットする方が理にかなっています。同様に、ディーラーが価値の高いカードをもっていて、21を作りそうな場合は、自分の価値の高いカードをヒットすることを考えるべきです。
ヒットすべきでない場面
特定の状況下では、ヒットするのは得策でない場合もあります。ヒットを避けるべき場合の簡単なヒントは以下の通りです。
ポイント:
- 17以上を持っている場合はヒットしない
- 13以上を持っていて、ディーラーが2〜6を持っている場合はヒットしない
- ソフト20を持っている場合はヒットしない
- ディーラーが4から6を持っている場合、合計12を持っていてもヒットしない
- ソフト19を持っている場合は、ディーラーが17をヒットしなければならない6に対してダブルダウンする場合を除きヒットしない
17以上の数字を持っているときは、ヒットをやめることが最も重要です。同様に、ディーラーが2から6を持っているときもヒットを避けなければなりません。
スタンドすべき場面
ブラックジャックでバストする可能性がある場合、スタンドする方が得策です。新しいカードを引いてしまうと手札が21以上になる可能性が高いので、手札の合計が17から20の時は常にスタンドすべきなのです。
ポイント:
- ハンドの合計が17から21の場合は常にスタンド
- 13から16の値を持っていて、ディーラーが2から6を持っている場合スタンド
- 自分が12を持ち、ディーラーが4、5、6を持っている場合はスタンド
ここでは、ソフトハンドとハードハンドと呼ばれるものの違いも重要です。先に述べたように、ソフトハンドとは、エースを含む手札のことを指します。エースは必要に応じて1にも11にも数えられるので、このようなハンドはかなり柔軟であると言えます。エースを含まないカードで構成される手札はハードハンドと呼ばれ、一般的に最悪のハンドと考えられています。
例えば、ディーラーの表向きカードが6以下で、自分がハード16を持っている場合はスタンドすべきです。一方、ディーラーの表向きカードが2の場合、エースの2、3、4、5を持っていれば、3から6のカードでヒットかダブルダウンをすべきです。とはいえ、価値の高いカードを引いたときには、強いカードで強い手を形成することも可能です。
スタンドすべきでない場合
ブラックジャックでスタンドするかしないか、正しい判断をすることで、ゲームの結果が大きく変わることもあります。プレイする際は、配られたものを思い出し、以下のヒントを活用して、ブラックジャックの戦略を最大限に生かし、よくあるミスを避けましょう。
ポイント:
- 10または12から16を持っているときはスタンドしない
- 9以下を持っているとき、ディーラーの手札が2のときは、スタンドしない
- 8以下と12の手札を持っており、ディーラーの手札が3だった場合はスタンドしない
プレイヤーの中には、ディーラーのカードが7なのに16でスタンドしてしまうというミスプレーをしてしまう方もよくおられます。この場合、プレイヤーはヒットして、2や3などの低いカードを狙うことが、勝つ確率を大きく上げることになるのです。
ブラックジャックにおけるヒットとスタンドのベッティング戦略表
コチラは確率論を考慮したシンプルなブラックジャックの表です。以下のブラックジャック戦略表を使うことで必ずしもお金を稼げるわけではありませんが、プレイする際に自身を有利な立場に置けるように、そしてハウスエッジを下げるために役立てることができます。
Player’s Hand/Dealer’s Upcard | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | A |
8 | HT | HT | HT | HT | HT | HT | HT | HT | HT | HT |
9 | HT | DD | DD | DD | DD | HT | HT | HT | HT | HT |
10 | DD | DD | DD | DD | DD | DD | DD | DD | HT | HT |
12 | HT | HT | ST | ST | ST | HT | HT | HT | HT | HT |
13 | ST | ST | ST | ST | ST | HT | HT | HT | HT | HT |
14 | ST | ST | ST | ST | ST | HT | HT | HT | HT | HT |
15 | ST | ST | ST | ST | ST | HT | HT | HT | HT | HT |
16 | ST | ST | ST | ST | ST | HT | HT | HT | HT | HT |
17 | ST | ST | ST | ST | ST | ST | ST | ST | ST | ST |
A-7 | ST | ST | ST | ST | ST | ST | ST | ST | ST | ST |
A-8 | ST | ST | ST | ST | ST | ST | ST | ST | ST | ST |
A-9 | ST | ST | ST | ST | ST | ST | ST | ST | ST | ST |
HT – Hit, ST – Stand, DD – Double Down
ブラックジャックのヒットとスタンドの追加ポイント
ヒットとスタンドはブラックジャックゲームをプレイする際の選択肢のひとつですが、選択肢はそれだけではありません。
例えば7のペアのように、同じ価値のあるカードを2枚引いた場合はスプリットすることもできます。スプリットを選択すると、追加のベットを置き、1つのハンドではなく、2つのハンドをプレイすることになりますが、これらのハンドは別々にプレイされます。スプリットエースになった場合、2枚のエースでプレイすることはできない点だけは覚えておいてください。しかし、スプリットエースは少なくとも21をヒットする可能性が高くなるため、スプリットエースを狙うこのは常に有益な戦略です。
また、選択肢としてはダブルダウンもあります。ヒットと同様、ダブルダウンはベット額を2倍にし、さらに1枚だけカードを引きます。インシュランスベットを提供するテーブルもありますが、必ずしも推奨されるものではありません。
ハンドシグナル
ヒットかスタンドかをディーラーに伝える際は、映画で描写されているようにフレーズを叫ぶわけではありません。ブラックジャック、特にプロのブラックジャックでは、プレイヤーはハンドシグナルを使って、誤解を避け、また疑惑の判定を監視する目的で、自分の意思をディーラーに伝えます。
覚えておくべきシグナルは以下のとおりです。
- ヒット – 人差し指でテーブルをひっかく
- スタンド – カードの上で手を振る
- ダブルダウン – 最初のベットとは別にベットを置き、指を一本立てる
- スプリット – 最初のベットと同じにし、指を2本立てる
シグナルを出したら、そのラウンドのハンドは完了になります。オンラインブラックジャックをプレイする際は、代わりに画面上の「HIT」、「STAND」、「DOUBLE DOWN」、「SPLIT」ボタンをクリックしてください。
ブラックジャックのバリエーション
全体的にブラックジャックのルールはどちらかと言えば分かりやすく、単純なものです。しかし、プレイするテーブルゲームバリエーションによって、細かな違いがある場合があるので注意しておきましょう。
アトランティックシティブラックジャックやヨーロピアンブラックジャックなどのバリエーションは、異なるサイドベットやプログレッシブジャックポットを提供しており、ヒットとスタンドのベッティングシステムを変更することができる場合があります。この場合、サレンダーオプションがあり早くハンドを放棄することができます。通常、ディーラーのブラックジャックに対してこのオプションは認められていないため、サレンダーオプションが提供される前に、ディーラーはホールカードを覗き込んでブラックジャックをチェックします(レイトサレンダーと呼びます)
一方、アーリーサレンダーは、ブラックジャックを確認する前に行われるもので、勝つ見込みが薄い場合、サレンダーしてベット額の半分を削ることができます。しかし、アーリーサレンダーオプションを提供しているテーブルを見かけることは稀です。
Play’n GOのマルチハンドシングルデッキブラックジャックゲームのようなバリエーションは、通常のブラックジャックより多くのデッキでプレイされ、6デッキ程度が一般的です。
どのカジノでも、カードカウンティングは不正行為とみなされるため、禁止されていることを常に注意しておきましょう。
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⭐ ブラックジャックでヒットとスタンドはいつ行うべきですか?
ブラックジャックのカジノゲームでは、状況に応じてヒットとスタンドが要求されます。8以下ではヒットし、12以上でスタンドするのが最も一般的な方法です。
⭐ ブラックジャックでスタンドした後、ヒットすることはできますか?
はい!あるラウンドではスタンド、次のラウンドではヒットと決めていただいても全く問題ありません。何度でもヒットすることができますが、21回を超えるとベットを失うことになりますのでご注意ください。
⭐ 15でヒットすべきですか?それてもスタンドすべきですか?
基本戦略は、15がディーラーの2~6に対してある場合、バストする可能性が高いので、スタンドとします。それ以外の場合は、ヒットするのがベストでしょう。
⭐ 基本戦略は、15がディーラーの2~6に対してある場合、バストする可能性が高いので、スタンドとします。それ以外の場合は、ヒットするのがベストでしょう。
合計が17以下の場合はヒットし、それ以上の場合はバストのリスクがあるためスタンドとするのが一般的です。ただし、ディーラーのカードがハイバリューの場合、16の場合はヒットしたほうがよいでしょう。
⭐ 3に対して12をヒットすべきですか?
基本戦略では、ディーラーの3に対してヒットします。12が配られたときにプレイヤーが犯す最大のミスは、ディーラーのアップカードが2か3であるときに起こりますが、12は21に近い値ではないので、ヒットしてもバストのリスクは低いため、良いハンドと言えます。
⭐ 4に対して12をヒットすべきですか?
従来のブラックジャック戦略では、バストの確率が高いため、ディーラーの4、5、6のアップカードに対して、ハード12でスタンドすべきとされています。