運やスキルとは別に、ポーカーテーブルでの成功を左右する重要な要素は、実はテーブルポジションなのです。
この重要な点は軽視されがちですが、本記事が終わる頃には、ポーカーテーブルでの自分のポジションに注意を払うことがいかに重要であるかが理解できるはずでしょう。
それでは早速、ポーカーにおけるテーブルポジションの重要性について、テーブルポジションとは何か、そして自分や他のプレイヤーがポーカーの各ポジションで行う際に気をつけるべきことを説明します。
ポーカーの「ポジション」とは何か
ポーカーポジションとは、簡単に言うとポーカーテーブルでプレイヤーに割り当てられた配置のことです。
テキサスホールデムのようなゲームでは、ポーカーのポジションはディーラーボタンで決定されます。
これにより、その場にいる全てのポーカープレイヤーに、各ベットポジションで行動する時間が平等に与えられることが保証されるわけです。
すべてのプレイヤーがテーブルのさまざまなポジションを経験することになり、ポジションを活用してポットオッズを手にできるかどうかは、各プレイヤーの腕にかかっていると言えるでしょう。
ポーカーのテーブルポジション
ポーカーテーブルのポジションは、アーリーポジション、ミドルポジション、レイトポジションの3つに分類されます。
以下に、これから使用する略語とその意味の簡単なリストを紹介します。
- スモールブラインド (SB)
- ビッグブラインド (BB)
- アンダー・ザ・ガン (UTG)
- UTGプレイヤーの次のポジション (UTG+1)
- UTGプレイヤーの2つ次のポジション (UTG+2)
- ロージャックポジション(LJ)
- ハイジャックポジション (HJ)
- カットオフポジション (CO)
- ボタンポジション (BO)
ブラインド
スモールブラインドとビッグブラインドはどちらもプリフロップでのベットが必須です。
プリフロップでは最後に行動し、ポストフロップでは最初に行動するため、ゲーム内での位置づけは非常に特殊。
スモールブラインドはディーラーの1つ左側に位置し、ビッグブラインドはスモールブラインドの左側に位置します。
強制ベットのサイズは、プレイするポーカーゲームによって異なりますが、プレイヤーがこれを変更することはできません。
強制ベットの規模はキャッシュゲームによって異なります。€10/20のポーカーゲームでは、10ユーロのスモールブラインドと20ユーロのビッグブラインドが一般的です。
上述したように、ボタン、ひいてはスモールブラインドとビッグブラインドは、ハンドがプレイされるたびに1つずつポジションが移動します。
ブラインドという観点から見ると、強制ベットをするプレイヤーはそれぞれ異なります。
最初のベッティングラウンドが終了し、フロップが起きたら、スモールブラインドが最初に行動し、ビッグブラインドがその直後に行動することになります。
ブラインドのメリット:
- プリフロップのポジションは、必ずテーブルの後半のポジションになります。あらゆる情報を入手して行動できるため、非常に有利な状況であると言えます。
- 特にチェックするだけの場合は、より広い範囲でプレイできますが、フロップ後になると難しくなるのが特徴です。
ブラインドのデメリット:
- ポストフロップのアーリーポジションは、自分の後に座っている他のプレイヤーのなすがままになるということです。
- ハンドをフォールドすることにした場合、強制ベットでチップを失わずにフォールドできる他のプレイヤーとは異なり、ポットへの(強制的な)投資を失ったことになります。
アーリーポジション
スモールブラインド、ビッグブラインドに続いて、次の3つの席がアーリーポジションとして分類されます。
フルリングテーブル(8人~10人掛け)では、序盤のポジションはビッグブラインドの左側に座っている「アンダー・ザ・ガン」プレイヤーが取ることになっています。
したがって、UTG+1はUTGの左側、UTG+2はUTG+1プレイヤーの左側のポジションです。
プリフロップで最初に行動するのはUTGのプレイヤー。これはポストフロップで少し変わり、(退場していなければ)ブラインドがUTGプレイヤーより先にハンドをプレイします。
アーリーポジションのメリット
- よりタイトにプレイすることで、強いハンドをプレイするときの効率が向上する可能性があります。
- チェックレイズで予測不能な状態を維持できます。
アーリーポジションのデメリット
- プリフロップとポストフロップの両方でこのようなアーリーポジションでプレイするということは、あなたの後に行動するプレイヤーがあなたのハンドの強さを測り、それに応じて行動できるということです。
- プレイできるのは強いハンドかプレイミアムハンドだけ(A-A や A-K のようなハンドは唯一の選択肢ではありませんが、それよりも弱いハンドは後続のストリートに到達するのが難しくなります)弱い手でプレイすると、後から来たプレイヤーにチップを大量に奪われることになります。
- オープンレイズは、相手が強い手札を持っている場合、簡単に裏目に出てしまうことがあります。
ミドルポジション
ミドルポジションは、次の2人のプレイヤーが担当します。ロージャック(LJ)とハイジャック(HJ)は、UTGプレイヤーのすぐ後にハンドをプレイするプレイヤーのことです。
アーリーポジションから離れれば離れるほど、プレイヤーはポジションアドバンテージを得ることができます。
UTGプレイヤーよりも後に行動するプレイヤーが少ないので、LJとHJプレイヤーはベッティングラウンドで最後に行動するわけではないものの、ミドルポジションをある程度活用することが可能です。
とはいえ、LJやHJの後に(フォールドした後に)プレイヤーが残っていなければ、LJやHJのプレイヤーは幅を広げ、アグレッシブなプレイヤーになることだってできるのです。
ミドルポジションのメリット
- このポジションでは、ブラインドとUTGのプレイヤーについてある程度の情報が得られるので、それに応じて戦略を修正することができます。
- タイトなレンジでプレイする必要はありませんが、広すぎてもいけません。スモールスイートコネクターより良いものは、追求する価値があります。
ミドルポジションのデメリット
- レイトポジションのプレイヤーは、あなたの行動によって行動できます。
レイトポジション
レイトポジションには、カットオフ(CO)とボタン(BTN)という最後の2人のプレイヤーがいます。
これらはポーカーテーブルで最も収益性の高いポジションで、アーリーポジションとミッドポジションを大幅に上回っています。
この大きなアドバンテージはどこから来るのでしょうか。なぜ他のすべてのプレイヤーがレイトポジションと比べて不利なのかを見てみましょう。
レイトポジションのメリット
- すべてのプレイヤーがどのように行動するかを見ることができます。対戦相手がチェックすれば、自分の思うように行動する余裕が広がります。
- ポジション的な利点により、平凡なハンドをプレイしても優位に立つことができます。つまり、ポーカーのハンドランキングに関係なく、より多くのハンドをプレイすることができるのです。
- アグレッシブなプレイヤーになることで、配当を得る可能性が高まります。弱い手札で大きなポットを狙っても、大きなアドバンテージを得ることが可能です。
6ハンドポーカーポジション
6マックスのテーブルでは、対戦相手が少ないので、懸念事項は少ないと言えます。結局のところ、あなたの後に行動するプレイヤーの数は少なくなるわけです。
テーブルの構成は上で説明したものと非常に似ていますが、同じ位置の反復回数が少ない点が異なります。
さらに、以下のように、いくつかのポジションが異なる配置になっています。
- 第1シート:BB
- 第2シート:SB
- 第3シート:BTN
- 第4シート:CO
- 第5シート:ミドルポジション (MP)
- 第6シート:UTG
これらの各ポジションにいるプレイヤーに使われるポーカー戦略は、上記で説明した通りです。
序盤のプレイヤーはタイトな戦略を採用する必要がありますが、レイトポジションのプレイヤーはレンジが広くなります。
ミドルポジションのプレイヤーは、その中間を探さなければならないでしょう。
9ハンドポーカーポジション
フルリングのテーブルでテキサスホールデムオンラインポーカーは、クラシックなポーカー体験のひとつと言えます。
ここでは、現在の自分の席と次の席を把握するのに役立つ、ポーカーの全ポジションを紹介します。
- 第1シート:SB
- 第2シート:BB
- 第3シート:UTG
- 第4シート:UTG+1
- 第5シート:UTG+2
- 第6シート:LJ
- 第7シート:HJ
- 第8シート:CO
- 第9シート:BTN
注意:自分のハンドを正しくプレイし、自分の前にアクションを起こしたプレイヤーを読むことができれば、レイトポジションは最高のポットオッズになります。
まとめ
ポーカーのゲームでは、ポジションが手札を左右することもあれば、どうしようもないこともあります。
ポーカーはテーブルでの他のプレイヤーの行動を読み取るゲームなので、ポーカーポジションは非常に重要な要素です。
多くの人があなたの後に行動するような場面では、ベットやレイズで簡単に盲点になり、ほとんどの場合、あなたの行動は完全に無駄になります。
一方、レイトポジションは、収益性が高いことで知られ、対戦相手を読み、戦略をじっくりと考えられるため、ポケットペアからスーツコネクターまで、どんなものでもポットを奪うことができます。
ミドルポジションは、両極端の中間に位置します。テーブルで最も負担のかかる場所ではありませんが、それでもあなたの後ろで待っているプレイヤーがいるのは事実です。
より多くのハンドをプレイすることで、ゲームの各シートでのプレイに慣れることができますが、ポーカーは運や予期せぬ結末に帰着することがよくあります。
いずれにせよ、テーブルの各ポジションに応じたポーカー戦略を学び、採用することで、ポーカー全体のギアを整えることができるのです。
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⭐ ポーカーにおけるベストポジションは何ですか?
レイトポジションは、間違いなく、ポーカーで最も優れたポジションです。読みを練るのに十分な時間があるため、広い範囲でプレイでき、積極的に行動することができます。
このポジションでは、平凡なハンドをプレイしても、配置の関係で大きなアドバンテージを得ることができるでしょう。つまり、ポーカーのハンドランキングに関係なく、より多くのハンドをプレイすることができるわけです。
⭐ ポーカーで最悪のポジションは何ですか?
アーリーポジションは、間違いなくポーカーで最悪のポジションです。フルリングテーブル(8人~10人掛け)では、アーリーポジションは「アンダー・ザ・ガン」プレイヤーが取ることになります。このプレイヤーはBBの左側に座っています。
アーリーポジションがポーカーで最も不利なポジションである理由は、対戦相手がプレイする前にあなたの行動を見ることができるためです。
さらに、このポジションでは非常に強力なハンドしかプレイできません。そうしないと、自分の後に行動するユーザーにチップを大量に奪われることになります。
⭐ ポーカーでポジションが重要なのはなぜですか?
ポーカーのゲーム(実際のカジノでもオンラインポーカーでも)では、自分のポジションがハンドを左右することがあり、時には全くどうすることもできないこともあります。 ポーカーはテーブルでの他人の行動を読むゲームであるため、アーリーポジションはこの点で制限される傾向があります。
複数のハンドをプレイすることで、ゲームの各シートでのプレイに慣れることができますが、ポーカーは運や予期せぬ結末に帰着することがよくあります。いずれにせよ、テーブルでのそれぞれの配置に応じたポーカー戦略を学び、採用することで、ポーカー全体のギアを整えることができます。
⭐ ポーカーにはいくつのポジションがありますか?
ポーカーテーブルのプレイスメントは、アーリーポジション、ミッドポジション、レイトポジションの 3 つに分かれています。
9人用のテーブルには、スモールブラインド、ビッグブラインド、アンダーザガンポジション、UTG+1、UTG+2、ロージャック、ハイジャック、カットオフ、ボタンがあります。
⭐ ポーカーにおけるUTGとは何ですか?
UTG(アンダー・ザ・ガン)とは、ビッグブラインドのすぐ左側に位置するポーカーのポジションのことです。アンダー・ザ・ガンは、プリフロップのベッティングラウンドで最初に行動するプレイヤーポジションを指します。
テキサスホールデムやオマハのゲームでは、UTGの前にビッグブラインド、スモールブラインドの順で配置されます。
したがって、UTGプレイヤーはブラインドポジションの後に最初に行動することになり、プレイヤーのハンドを最大限に発揮する能力に大きく影響します。